2005年 軽井沢トーナメント65歳以上ダブルスに優勝して

南後  浩 (昭和37年卒)


2005年の「軽井沢トーナメント」は、7月30日〜8月7日、軽井沢会テニスコートで行われました。
主催は(財)軽井沢会、後援は関東テニス協会と軽井沢町です。
開催種目は、「男女一般ダブルス」「混合ダブルス」「男子シングルス」「各年齢別ダブルス」
「ジュニアシングルス」に今年から「135歳以上混合ダブルス」に代わって「グランドベテランダブルス」
を創設し、全15種目の規模の大会です。参加人数はのべ900人程度ですが、この数年の傾向として、
夫婦のみならず、親子、兄弟姉妹ペアーによるダブルスの参加が目立っています。一家総出での
応援も多く、非常にファミリー色が強いことも、「軽トー」の特色の一つです。 我々夫婦もパートナーの猪熊ご一家および同じテニスクラブの仲間と共に家族ぐるみで40年前から「軽トー」に参加しています。
「軽トー」は、大正6年(1917年)に第一回軽井沢トーナメントが開催されており、現存の日本のトーナ
メントで一番古い大会であるとのことです。「軽トー」は、「毎トー」の開催される少し前に開催されるの
で、「毎トー」の前哨戦のつもりで毎年のように参加してきました。

猪熊・南後組は、40年前は一般男子ダブルスに出場し、やがて年齢別が創設されからは10歳きざみ
の年齢別に出場してきました。何度か優勝しましたが、文字通り軽いトーナメントでもあり、戦績データ
は残しておらず不明であることをお許し下さい。35歳以上の年齢別ダブルスが創設されたその年に
決勝戦でロブを上げまくり、尾上(現在は田代)・竜組に勝ち、優勝したことが印象に残っています。
昨年の65歳以上には往年の名選手である宮城・生川組が登場し、決勝戦では簡単に負けると思い
ましたが、意外に競り合い、ファイナルのタイブレークで7本マッチポイントを握りながら9−11のスコ
アーで敗退したのは残念でした。

今年は宮城選手がひざの故障で出場されず、猪熊・南後組が第一シードとなり、決勝戦の福井・相川
組(鎌倉ローン)とは 6−1、6−1 でした。福井選手とはこれまで決勝戦で8回当たっています。


優勝トロフィーを胸に 猪熊さんと

尚、凌霜では昭和36年卒業の宮城章さんが出場されていました。
余談ですが、このほど国際テニス連盟公認の「軽井沢フューチャーズトーナメント」(1万ドル大会)が
発足し、6月に「第一回軽井沢フューチャーズ大会」が軽井沢コートで開催されました。男子シングルス
は予選を含め56名、男子ダブルスは19組が参加し、シングルスはKwon選手(韓国)、ダブルスは
Nielsen(NZ)Mirtin(米)組が優勝しました。
因みに猪熊さんは軽井沢フューチャーズ大会の大会会長です。
今年から、「軽トー」の男子シングルス優勝者と男子ダブルス優勝者は、来年6月に軽井沢コートで
開催される国際テニス連盟公認・男子国際大会「第二回軽井沢フューチャーズ大会」の本戦に推薦
されることになっており、決勝戦はさすがレベルの高い試合でした。国際的な選手として活躍する
ことを心に決めた若き選手の登竜門として「軽井沢フューチャーズ大会」に大いに期待したいもので
あります。

                                                       以上